2024年6月15日。
元野犬の女の子がやってきた。名前はココ。
うちには先住犬のエルがいて、私とエルとココとの共同生活がはじまった。
そのなかで、「うお~~」と困ったこともあったので、その記録を残しておきます。
なんといっても、困ったときにネットで検索して「うちはこうだった」という、先人たちのブログやコメントがほんとにほんとに助かったので…。
たくさんの記録たち、ほんとにありがとう……この子達ぜったいに幸せにする、という決意の支えになりました…
これから、保護犬や多頭飼いをされる方の助けになればいいな、と思います。
(あと、振り返って「こんなだったね~!」ってなりたいので)

0日目:お試し期間開始
16時頃にココがうちに到着。
エルのテリトリー内でのお見合いは初めて。ココはあちこち匂いを嗅ぎながら、子犬らしい好奇心であちこち歩き回る。
エルも事前にお散歩で疲れさせていたので、吠えることはなし。
「まあ、なんかおるけど…」という感じで不審げにしながらも大人しく、ただ五感はフル活動でジッと様子をうかがっていた。
そのまま、夜ご飯をたべて、軽い夜散歩にいって就寝。
1日目
朝の散歩。
エルは通常運転で楽しそうにお散歩。ココもあちこち興味津々に匂いを嗅いで、軽快に歩く。元野犬ながらも、子犬の頃から人と関わっていたおかげで人工物に怯えることもない。トラックと自転車が少し怖いのと、子供の声に少し立ち止まる程度。
ただし、オシッコとウンチはうまくできずに、限界まで我慢してから、ケージの中で漏らすようにしていた。
また、この日は朝からエルがあちこちにマーキングを始めた。
メスながら、細かくお気に入りの場所にマーキングしていく。おかげで、ココのオシッコ我慢に拍車がかかる。あとはまだ緊張しているのもあるかも。怯えてる様子はなし。
ちなみに、二頭ともおびえたり、威嚇したりはなし。
食欲もウンチの状態もよし。
子犬らしいしつこさで、ココがエルにちょっかいをかけるが、エルはフル無視を貫いていた。吠え返すこともなく、さっさと伏せをして「私は相手をしませーん」とツンとしている。
そんな状態でも、お互いにクンクンと匂いをかぎあい、この日からエルもココのおしりの匂いを嗅ぎ始めた。(ココは初日から嗅ぎまくっていた)
2日目
ココは慣れてきたのか、あちこちでオモチャで遊び回る。
エルは相変わらず様子を伺っているようで、部屋の隅や、部屋全体が見渡せるソファの上からジッと観察していた。今までなら大好きだったおもちゃ遊びをしなくなったのが気になるものの、それどころでもなさそう。
とにかく新入りから距離を取っていて、エルに遊んでほしいココとはすれ違いが続いた。
ただし、散歩はエルのテリトリー外なので、通常通りのテンションで楽しそうに歩いていた。
また、この日もまだ、ココは限界まで我慢してからケージ内のトイレで漏らすようにオシッコしていた。
3日目
お外でウンチできるようになったココ。でもオシッコはまだ我慢が続く。
エルも相変わらず外では楽しそうにお散歩できるが、部屋では遠巻きにココを観察し、ココが近寄ってきたらすかさず逃げるを続けていた。
大丈夫だろうか…と不安になるが、食欲やウンチの状態も問題なし。
尻尾を巻いていたり、ガルガルすることもないので、とりあえず様子を見ることに。
4日目
外でエルがオシッコ・ウンチをするたびに褒めることを繰り返し、ついにココが外でオシッコ・ウンチに成功。
また、室内のトイレをエルのものと分けたところ、ココはそちらでトイレをするようになった。元野犬の習性なのか、ケージ内でのトイレは嫌うみたい。あとエルのトイレはだめって思ってるのかな?トイレ2つが良かったと書いてくれた人ありがとう。
そしてこの日から、散歩中にココからちょっかいを掛けられたら、エルがはっきりとワンワン吠えて叱りつけるようになってきた。そのたびにココは少しシュンとして、でもやっぱり子犬らしく、またすぐちょっかいをかけては叱られるを繰り返す。
でもこれで、上下関係はハッキリ決まったようだった。
ただ室内ではどうしてもエルの縄張り意識と、私を奪われるという意識からか、この日からはっきりとガルガル怒るようになってきた。
一方で、ココはこの日からお腹を見せて撫でさせたり遊んだり、エルだけでなく、私のことも後追いもするように。
5日目
ガルガルが増えた翌朝、エルが嘔吐した。
でも吐いたものを見ると胃液のみの黄色い液体で、ぐったりしている様子もなし。水もしっかり飲んで、食欲もある。「お散歩」というと、ニコニコと玄関へ走る。
それでもこのときの私は不安マックスで、部屋の隅にいて嘔吐もして、私の膝の上ではくったりとし、オモチャで遊ばなくなったエルが心配でたまらず、もしかしてココをこのまま引き取るのは無理…?という考えが不意に浮かんだ。
ただ早々に決めつけるのも良くないし、引き取りたいと決めたのだしと思い、ココのいた保護施設のスタッフさんにLINEのビデオ通話で様子を見てもらうことに。
そのうえで出た結論が、エルの仮病(幼児がえり)。
たしかに、とにかく元気はあって食欲もある。尻尾を巻いて怯えている様子もなく、震えたり、過剰に怒る続けることもない。睡眠も取れているし、ココがしつこくなければリビングスペースにも出てくる。
ココが近寄ってきても、常に歯茎をむき出しているわけでもない。
逆にエルがガルガルと剥きっ歯で怒る場面は、「私の膝の上にいて落ち着いているところを邪魔されたとき」「自分がいつも寝ているベッドの上でココがちょっかいをかけてきたとき」「ココがしつこいとき」なので、怒る理由のある時ばかり。
そして食欲もあるうえで吐いたものが胃液のみということは、消化もしっかりできている。(うんちの状態も良い)
そういったことを一つ一つ明らかにして、スタッフさんと「大丈夫」という結論になった。
そしてスタッフさんによれば、今これくらい近寄れているなら、十分だということだった。

◀エルが起床後すぐに嘔吐した朝。嘔吐から2時間後くらいの二頭。微妙な距離感ながら、接近している。
よかったほんと~、と安心しながら、スタッフさんとさらに相談して次のことを決める。
・これまで通りに、優先は先住犬のエル
・サークルでそれぞれのスペースを作るなどはせず、このまま共同生活をさせる(気性難のエルの場合、サークルがあると過剰に攻撃的になる可能性があるため)
・ただし、ココには留守・就寝・食事時に使用する専用ケージ、エルの避難場所としてベッドやソファ、クレートは確保(でも人間が介入するより、なるべくココが近寄ったときにエルが怒ることを優先する:怒られたココがきちんとエルの場所だと理解するため)
・エルが私と遊んでいるときは、エルを優先
・ココと遊んでいるときにエルが寄ってきたら、ココを構いながらエルも構う
・エルとココが同時に参加できる簡単なスワレ・マテのトレーニングに時間をかけてみる(ご褒美はエル優先
・散歩は今も二頭とも楽しそうなので、これまで通り
このような感じ。
保護施設のスタッフさんが、相談しやすくて本当に助かった。
6日目
びっっっっっくりするくらい仲良くなり始めた。
プレイバウはまだ見てないけど、お尻だけじゃなく顔のニオイも嗅ぎあっている。
マジギレからの距離の縮まり方が尋常ではない。
殴り合って仲深めるステレオタイプのマイルドヤンキーなの?
それはともかく、仲は良くなり始めた。まだエルはオモチャで遊ぶことはしないけど、それでもワンプロは楽しんでるようでニコニコと尻尾をフリフリしていた。
幸いにも、どちらもワンプロ大好き犬。
ボスはエルに決まったうえで、ココは下手に出つつ、エルも手加減しつつで上手に遊んでいた。
そんなかんじで1週間。
ここまで仲良くなると思わなかったけど、すっかり仲良しのエルとココ。
うちにきて2週間になる今では、まだサークルメインの生活をしているココを、「早く出して」とエルから催促されているし、オモチャへの興味も復活したようで、引っ張り合いっこをして遊んでいる。
嘔吐したり、膝の上でくったりしていたときには本当に肝が冷えたけど、そんな調子でも1週間で仲良くなったりするからビックリしたな。
はじめの数日の悩みがすっかり吹き飛びました。ほんとによかった。
その後、ココにとってもうちで問題なかったようで、このまま正式にお迎えとなりました。これからよろしくね。
そしてこの1週間の経験が、どなたかの多頭飼いスタートのヒントになるといいなと思います。

2週間後の二頭。すっかり添い寝する仲。